MY CAREER STORY

SAORI YAMADA

グローバル営業部 国際管理部門
2012年入社 商学部卒
※所属は取材当時のものです

金融業界で、グローバルに活躍したい。
就活時の理想を実現させながら、
育児も仕事も第一線で両立させていく。

1年目
一般法人を対象にしたリース営業。小さな工夫で、アポの確率が急上昇。

大学での専攻から、就活では金融業界を志望。加えて、英語を駆使してグローバルに活躍できたらと考えていました。当社はそれらの条件を満たした上に、安定したNTTグループであることと、産休や育休など、女性が長く活躍するための制度が整っていたことが入社の決め手。入社1年目は一般法人営業として、既存顧客の引き継ぎと、新規開拓の両方を担当しました。既存顧客については、すでに良好な関係が築かれていたため、それほどの苦労はなし。課題はやはり新規開拓です。むやみに飛び込みや電話営業を繰り返しても、なかなか商談につながりません。そこで、NTTのビジネスフォンをリースしている企業に狙いを定め、「NTTグループの金融中核企業です」を謳い文句にしたところ、アポの取れる確率が急上昇。ちょっとした工夫でも大きな成果が得られたことに、面白さを感じました。

2年目
グローバル事業部(現グローバル営業部)へ異動。苦手分野を克服しながら、海外子会社の管理を手がけるまでに。

海外子会社のバックヤード業務を担当しました。主な仕事は、入出金管理、税務対応、監査対応など。外に出る機会は少なくなりましたが、海外のお客様や銀行、監査法人など、外部のさまざまな人々と接点がありました。特に監査法人とのやりとりを通じて、決算書の構成を深く理解し、会計の知識も身についたのは大きな収穫です。営業時代との大きな違いは、数字で成果を出すことを求められないかわりに、ミスが許されないこと。1円、1セントを見落とすこともできません。もともと細かい作業が苦手だったため、最初のうちはスピードを犠牲にしてでも正確さを重視。成果物は必ずダブルチェックするなど、徹底してミスの予防に努めました。3年目には、設立されたばかりのシンガポール子会社の管理担当に。それまでの経験をフル活用しながら、会社運営の基礎をつくるという、重要な業務を手がけることができました。

4年目
シンガポールの子会社へ出向。管理も営業も手がける、慌ただしいが充実した日々。

それまでは東京で手がけていた子会社の管理を、現地であるシンガポールに出向して行うことになりました。加えて、現地のNTTグループ企業に対するファイナンスサービスの営業活動、さらに案件の組成・管理など、やるべきことが次から次へと。限られた人数でこれらすべてをこなすのは、目の回るような忙しさ。また、久しぶりの営業活動もなかなか調子が戻りませんでした。ブランクがあるのはもちろん、英語で行われることもあり、最初は内容を理解するだけで精いっぱい。でも、上司との同行を通じて学ぶことで、自分から発言できるようにもなっていきました。実はこの頃、私は入籍直後。思いがけず遠距離での新婚生活になりましたが、上司の計らいで長期休暇も取れ、仕事と結婚の両立ができました。

6年目
帰国し、海外NTTグループ営業部門(現国際管理部門)へ。新たに金融知識を身につける。

6年目に手がけた業務は、主に2つ。「外資系金融機関に対するローン及び社債購入の提案営業」と「子会社が持つ、海外のNTTグループ企業に対する案件のサポート」です。特に前者は過去に担当した経験のない分野だったため、金融知識など新たに学ぶべきことも多く、苦労しました。上司のサポートを受けたことはもちろんですが、自分でもリサーチを重ねることで習得を早め、業務についていけるようになりました。また、シンガポール時代に身につけたスピード感や商談スキルも、存分に活かすことができたと感じています。

7〜9年目
産休・育休ののち、時短と在宅勤務を組み合わせて復帰。働きやすさを実感。

7年目に妊娠がわかり、産休を前提に引き継ぎを始めました。8年目は育休を取り、9年目に職務復帰。1年半のブランクを経ての復帰だったため両立への不安は大きかったのですが、時短勤務や、週に3日の在宅勤務を利用することによって、思ったよりもずっと早く軌道に乗ることができました。また、子どもの急病など、仕事を休まざるを得ないシチュエーションに備えて日頃から情報共有を心がけ、いざという時にはスムーズに引き継げるよう努めました。制度の活用や周囲のサポートによって、本当に働きやすい会社であることを改めて実感。入社してよかったと心から思うとともに、今後の仕事へのモチベーションを持つことができました。

AND NEXT....

これからも、グローバル業務の拡大に貢献することが目標です。育児を全うしながら、仕事においても第一線であり続けることを願っていますし、この会社ならきっと叶うと信じています。育児が落ち着いたら、海外勤務にも再チャレンジしたいですね。